ポッター監督はチャロバーを積極的に起用している

チームの指揮官がトーマス・トゥヘル前監督からグレアム・ポッター監督に代わって以降、出場機会が増加しているチェルシーのDFトレヴォ・チャロバー。昨季はビッグクラブならではのプレッシャーに苦しんでいた時期もあったようだ。
 
MFメイソン・マウントやDFリース・ジェイムズなどと同様にチェルシーユース出身の選手であるチャロバー。イプスウィッチ・タウンやハダースフィールド・タウン、ロリアンなどへのローン移籍が続いていたが昨季はチェルシーに残留。トゥヘル監督の下でトップチームデビューを飾っていた。
 
その一方、今季は指揮官がポッター監督に代わるまで出場試合数が1に留まっていたが、6日に行われたチャンピオンズリーグのミラン戦でDFウェズレイ・フォファナが負傷したこともあり、それ以降はセンターバックの一角に定着。29日のブライトン戦ではオウンゴールを献上してしまうシーンもあったが、概ね期待以上のパフォーマンスを見せている。
 
このようにチェルシーで徐々に居場所を確保しつつあるチャロバーだが、英『Football London』によれば、昨季は精神的に追い詰められていた時期もあったようで、チャロバー本人が当時の心境をこのように振り返っている。
 
「サッカーは精神的にこういうものなんだ。普通の人は選手たちがどんな思いをしているのか知らない。僕らはただの人間なのに、みんなは僕たちのことをスーパーマンだと思っていて、何を言われようが、何をされようが影響を受けないと思われている」
 
「昨季はチェルシーに残ってプレイしたけど、このようなビッグクラブで、毎週4万人の(サポーターの)前でプレイするんだから、シーズン開始時は不安でいっぱいだった。もちろんローン移籍でそういったことに多少慣れてはいたけど、少年時代を過ごしたクラブ、さらには前年度にチャンピオンズリーグを制していた偉大なチームでプレイするのは一味違う」
 
「(最近も不安になるか問われ)いや、(今は)対処できているよ。昨季の序盤だけこのような状態に陥っていた。最初の数週間は大変だったよ。でもなんとか乗り切った。どうやって解決したかと言うと、ただ家族と話をしただけなんだ。僕の家族はとても仲が良くて、いつも会話をしているよ」
 
今季のチャロバーは突然巡ってきたチャンスを見事にものにしているが、昨季のうちにこういった困難を乗り越えていたからこそ、すんなりと対応することができたのかもしれない。彼は現在23歳とまだまだこれからの選手であり、DFチアゴ・シウバやDFカリドゥ・クリバリといった超一流CBをお手本にしつつ、時には家族の力も借りながら、さらなる成長を遂げてほしいところだ。