ここまですでに4敗を喫している

昨季国内カップ戦で2冠に輝き、プレミアリーグで勝点を「92」積み上げ、UEFAチャンピオンズリーグ決勝を戦ったリヴァプールが、ここまで低迷することを誰が予想できただろうか。昨季リーグ戦わずか2敗のチームが12試合を戦ってすでに4敗。そのうち2つが下位への取りこぼしという苦い連敗だ。

今季はユルゲン・クロップ監督にとっても、勝負の1年となっていたかもしれない。なぜならリヴァプールに在籍して今季で“7年目”になるからだ。2001年から率いたマインツでは、1部昇格や残留などクラブに輝かしい歴史を作るものの、7年目にブンデスリーガ2部で昇格を逃し退任。その後に就任したドルトムントではブンデスリーガ連覇やCLで決勝へ進出するなど、こちらでも数々の栄光をつかみ取った。しかし7年目となった2014-15シーズンには前半戦をリーグ最下位で折り返し、この年でチームを退任した。

そこで迎えたリヴァプールでの7年目。結果を残したいと強く願っていたかもしれないが、それに反して次々と出るケガ人やコンディション不良なども相まって、今季のチームは昨季以前の強さを発揮できていない。バイエルンへと移籍したサディオ・マネの代わりにダルウィン・ヌニェスを獲得し、新たなストライカーを迎え入れるなど、変革期を迎えているリヴァプールだが、ここまではいい流れとはいえないだろう。マンチェスター・シティに勝利して自力の高さを発揮したかに思えたが、下位の連敗でその勢いは完全に止まった。

これもクロップ監督の強力な“7年目のジンクス”なのだろうか。クラブと指揮官は今夏新たな契約を結び、2026年まで延長している。このままCL出場権も逃す事態となれば、クロップ監督の進退も危ぶまれるが、立て直しを図って“クロップの8年目”を見せてほしいところだ。