多様性が光る
4-1とチェルシーを圧倒したブライトン。ロベルト・デ・ゼルビ体制での初勝利であり、大きな勝ち点3を手にした。
チェルシー戦で光ったブライトンの強みは左サイドからの攻撃だ。三笘薫とペルビス・エストゥピニャンのコンビが強力で、チェルシーはその攻撃を止められていない。前半終了間際の3点目の攻撃がまさにその形であり、攻撃的なポジションを取る三笘とエストゥピニャンの攻撃を防ぐことができなかった。
ブライトンはそんな左サイドからの安定感をさらに高めたいと考えており、冬の移籍市場で新たな選手の獲得を目指すようだ。
英『The Athletic』によると、そのターゲットはシャフタール・ドネツクのDFミラコ・マトヴィエンコだという。
シャフタール・ドネツクの生え抜きであり、1996年生まれの26歳だ。ウクライナ代表に選ばれており、現指揮官であるデ・ゼルビの教え子でもある。デ・ゼルビは2021年から1年間シャフタール・ドネツクを率いており、マトヴィエンコを直接見ている。
左サイドバックとセンターバックを兼任できるユーティリティプレイヤーで、直近のセルティック戦ではCBとして出場している。
エストゥピニャンは攻撃的なSBであり、マトヴィエンコは守備的なSBだ。タイプの違う選手がチームにいれば戦い方にも幅が出る。マトヴィエンコであればより三笘に攻撃を任せることができ、三笘としては新たな相棒の登場だ。
同メディアによると、以前マンチェスター・シティとアーセナルがこのマトヴィエンコに興味を示していたようだ。シティは左SBが不足している。とくに守備に重きを置けるタイプが必要であり、CBでもプレイ可能となれば今後も獲得に動く可能性がある。
近々プレミアリーグに来ることになりそうなマトヴィエンコ。26歳と即戦力での活躍が期待でき、争奪戦になりそうだ。