重要な一戦を目前に控えているミラン

9シーズンぶりのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出を懸け、3日にレッドブル・ザルツブルクとの大一番に臨むミラン。彼らはこのタイミングでステファノ・ピオリ監督との契約延長を発表している。
 
2010年代後半はリーグタイトルどころかCL出場からも遠ざかるなど迷走が続いていたミラン。そのような状況の中、ピオリ監督は2019年10月からこのチームの指揮官に就任している。
 
ピオリ監督は就任1年目からミランをヨーロッパリーグ出場権獲得に導くと、2年目にはチームをリーグ2位に引き上げた。そして、ピオリ体制3年目となる2021-22シーズンには8シーズンぶりのチャンピオンズリーグ出場を果たし、リーグ最終節には11年ぶりとなるスクデット獲得も達成している。
 
このようにミラン復権の第一人者となっているピオリ監督は、今季もここまで好成績を残しており、リーグ戦順位は現在3位。CLでも3日のザルツブルク戦を引き分け以上で終えれば決勝トーナメント進出が決まるという状況であり、2022-23シーズンはリーグ戦とCLの両方で結果を残すことが期待される。
 
クラブはそんなピオリ監督を高く評価しているようで、つい先日、2025年6月末までの契約延長を発表。「2021-22シーズンにセリエ A タイトルを獲得するなど、好循環の道を歩み始めたミランとステファノは、クラブの歴史と価値観を反映するこの壮大なプロジェクトに取り組み続ける」というメッセージが添えられている。
 
英『Football Italia』によれば、ザルツブルク戦に向けた前日会見に臨んだピオリ監督も今回の契約延長について言及している。ちょっとしたユーモアも交えながらこのように述べた。
 
「誰が祝福してくれて、誰が祝福してくれなかったかは確認したよ! 今回の契約更新はとても嬉しい。ディレクター陣や選手たちには感謝した。彼らなしにはこの契約更新は実現しなかったからね。これは我々が辿ってきた道が、我々を成長させていることを示す瞬間だ。私達は前進することに対して非常に意欲的なんだ」
 
「本当に感謝している。クラブは私との契約延長を1年に留めることもできたはずだ。だけど彼らはより長い期間の契約を結んでくれた」
 
「それはミランをもっともっと大きくしていこうとする、我々のビジョン、協力関係の表れだ。この契約更新には本当に感謝しているし、経営陣にはただただ感謝するのみだよ。私は常に尊敬され、評価されていると感じている」
 
ここ数年で、ミランを最も成功に導いている指揮官がピオリ監督であることは明白だが、CL決勝トーナメント進出を果たすこともできればその評価はさらに上がる。主力を数人怪我で欠くなど万全の状態とは言えない状況だが、そこを自らの手腕でカバーし、なんとしてでもザルツブルク戦を引き分け以上で終えることがピオリ監督には求められるだろう。