首位を走るナポリとの大きな差に

今夏セリエAの上位クラブは、即戦力となる実力者の補強に動いたところが多かった。

最たる例はユヴェントスだろうか。MFポール・ポグバの復帰を実現し、パリ・サンジェルマンからはベテランのMFアンヘル・ディ・マリアも加えた。ユヴェントスが早期の結果にこだわっていたのは明らかで、他にも28歳のMFレアンドロ・パレデス、FWアルカディウシュ・ミリク、29歳のMFフィリップ・コスティッチら中堅世代を積極的に加えている。

インテルはFWロメル・ルカクを復帰させ、ローマはパリで出番を失っていたオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムを引き抜いた。

しかし、これらの補強はあまり効果を発揮していない。ポグバ、ルカク、ワイナルドゥムは早々に離脱してしまい、ディ・マリアも10月から怪我での欠場が続いている。3クラブとも即戦力補強は上手くいかなかった印象だ。

ミランもフリーでFWディボック・オリギを迎えたが、こちらも出遅れた。オリヴィエ・ジルーの負担を軽減するためにも早い段階からオリギを起用したかったはずだが、その時期がずれ込んでしまったのは残念だった。

そんな中、今夏の補強で大成功を収めたのがナポリだ。DFキム・ミンジェ、FWクヴィチャ・クワラツヘリア、さらにレンタルで迎えたFWジャコモ・ラスパドーリ、ジョバンニ・シメオネ、MFタンギー・エンドンベレらが大ヒット。彼らはここまで大きな怪我なく戦えており、これもナポリとライバルたちの差がついた理由の1つだろう。

ポグバ、ルカク、ワイナルドゥムらも年明けから合流できると見られているが、彼らはクラブを上位へ押し上げられるのか。前半戦はナポリの独走に近い構図となっており、これを止めるには今夏の即戦力補強だったベテランたちが復帰後即結果を出すしかなさそうだ。