早くもチェルシーで監督交代を経験したクリバリ

8年間在籍したナポリを離れ、今季からチェルシーでプレイしているDFカリドゥ・クリバリ。31歳にしてプレミアリーグに初挑戦しているが、チェルシーのレジェンドたちは彼の苦戦を予感していたようだ。
 
今季のチェルシーは昨季に続いてトーマス・トゥヘル体制でシーズン開幕に臨んだものの、クラブは9月上旬に彼の解任を決断。後任にはブライトンで指揮をとっていたグレアム・ポッター監督が指名された。
 
そんな状況でも、クリバリはプレミアリーグ1年目ながら両監督に重宝され、チェルシーの中心的存在である38歳のDFチアゴ・シウバと共に最終ラインからチームを引き締めている。直近3試合は負傷によりメンバー外となったものの、彼はここまで公式戦11試合に出場。怪我から回復し次第、ポッター監督は再び彼に多くの出番を与えるはずだ。
 
それでもクリバリはチェルシーに来てから多少苦戦していた自覚があるようで、特に3バックへの適応に苦しんだことを、伊『Corriere della Sera』のインタビューで明かしている。また、クラブのレジェンドOBであるジャンフランコ・ゾラ氏やディディエ・ドログバ氏も彼の苦戦を予感していたらしく、クリバリは彼らからメッセージを受け取ったことも明らかにしている。
 
「トゥヘルもポッターも3バックを採用している。ナポリでは4バックでプレイすることに慣れていた。これは私の弓にあてがわれたもう一本の矢だ。学び続けることは決して止められない。自分が苦労することはわかっていたし、実際にそうなった。ゾラやドログバもそうなることを予期していて、それを僕に伝えてくれた」
 
現役時代のゾラ氏とドログバ氏は、それぞれセリエA、リーグ・アンからプレミアリーグに初挑戦しており、さらに言えばいきなりチェルシーに移籍している。そういった意味ではゾラ氏もドログバ氏もクリバリと境遇が同じであり、古巣のために戦ってくれる新たな後輩のため、少しでも力になろうとしたのかもしれない。
 
クリバリは彼らからどういった言葉を受け取ったかまでは明らかにしていないが、クラブのレジェンドたちから気にかけてもらえたという事実だけでも、精神的に多少の余裕が生まれたのではないだろうか。