どちらを選んでも腐ることはない

昨季はフィル・フォーデン、ガブリエウ・ジェズス、ラヒーム・スターリングと複数の選手にセンターフォワードを任せていたマンチェスター・シティ。そのスタイルでリーグ戦では99ゴールと素晴らしい数字を残したが、大一番ではCFを任せられるほどの絶対的な選手がおらず、決定力不足に悩まされるゲームもあった。

それでも今夏の移籍市場ではボルシア・ドルトムントからアーリング・ハーランドを獲得し、定まっていなかったCFのポジションにはハーランドが収まった。

ハーランドはすぐさまプレミアリーグに適応し、ここまで11試合で17ゴール3アシストを記録している。プレミアの得点ランキングでは2位のハリー・ケインに大差をつけて首位を独走している。

ここまでハーランドがゴールを奪うと依存度が高くなってしまいハーランド不在時が心配になるが、シティはプランBも用意している。それがリーベル・プレートからやってきたフリアン・アルバレスだ。

ハーランドはCLグループステージ第5節ドルトムントに先発するも発熱と足の打撲の影響でベンチに下がっている。大事には至らなかったが、その後のレスター・シティ戦、セビージャ戦を欠場しており、代役としてCFのポジションで起用されたのがアルバレスだ。

ハーランドほど目に見える結果を残しているわけではないが、ピッチに立てば最前線で存在感を放つ。170cmと小柄な選手で、ハーランドのように屈強なDFを背負うポストプレイはできないが、バイタルエリアで動き回りスペースとコースを作り出す。決定力のあるストライカーでありながらチャンスメイカーとしての一面も見せる。直近のセビージャ戦では1ゴール2アシストの大活躍だった。

「アルバレスにシティが支払った移籍金は破格だった。少なくともその2倍、もしくは3倍の価値がある。もしハーランドがいなければより先発出場していただろう。特別な存在なんだ」

英『Manchester Evening News』ではバイエルン・ミュンヘンやシティでプレイしたオーウェン・ハーグリーブス氏がこのようにアルバレスを評価している。確かにシティはわずか1700万ユーロでこのアルバレスを獲得している。若く優秀なアタッカーであり、複数のビッグクラブが獲得を示す中で、争奪戦をシティが制した。

昨季と比べストライカーの選択肢が多いシティ。ハーランドはすでにトレーニングに復帰しており、フラム戦に出場できる可能性があるようだが、ペップはどちらのストライカーを先発として選ぶのだろうか。