守備だけでなくビルドアップでも貢献できる

カリドゥ・クリバリの穴埋め候補ととして獲得された韓国代表DFキム・ミンジェは、そのクリバリをも超えるセンターバックなのだろうか。今季序盤のパフォーマンスは圧巻だ。

データサイト『WhoScored』の平均評価点ランキングを見ると、ミンジェはセリエA全体5番目の7.32点の評価を得ている。これはセンターバックではNo.1の数字となっており、この評価点だけを見れば現セリエA最高に限りなく近いセンターバックと言える。

またこの平均評価点ランクTOP5のうち3枠をナポリの選手が占めているのも特長的だ。首位に立っているチームの評価点が上がるのは当然と言えるが、1位はFWクヴィチャ・クワラツヘリア(7.55点)、2位はラツィオMFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ(7.53点)、3位はローマFWパウロ・ディバラ(7.41点)、4位はナポリFWヴィクター・オシムヘン(7.40点)、そして5位がミンジェだ。クワラツヘリアとミンジェは今夏の新戦力となっており、ナポリの補強がいかにヒットしているかが分かる。

1対1の対応、スピード、空中戦の強さはもちろんだが、ミンジェの評価を上げている要因の1つが縦につけるパスだ。同サイトのデータでは、ミンジェはここまでリーグトップとなる324本の縦パスを通している。パスの39.9%が縦へのパスとなっており、ビルドアップも優れている。ここはクリバリをも超えているかもしれない。

今季序盤で一気に評価を上げたミンジェは、韓国代表でも最終ラインの中心だ。迫るワールドカップではポルトガル代表、ウルグアイ代表、ガーナ代表と同じグループに入っており、ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウドやウルグアイのダルウィン・ヌニェスといったトップクラスのアタッカーたちとどう対峙するのかは実に楽しみだ。

前線の要であるソン・フンミンが目を負傷してしまったのは気がかりだが、守備をミンジェが引き締めて得点部分をソン・フンミンがリードできれば強い。韓国にグループ突破の可能性があるとすれば、この2人のパフォーマンス次第だろう。

プレミアリーグ最高級アタッカーのソン・フンミン、セリエA最高級センターバックとなったミンジェを軸とした韓国の戦いも楽しみだ。