今季もレオンと共に攻撃を牽引しているジルー

3日に行われたチャンピオンズリーグのレッドブル・ザルツブルク戦で2ゴール2アシストの活躍を見せ、ミランを9シーズンぶりの決勝トーナメント進出に導いていたFWオリヴィエ・ジルー。6日に行われたスペツィア戦でもチームを勝利に導くゴールを決めてみせた。
 
ザルツブルク戦のジルーは、14分にMFサンドロ・トナーリのコーナーキックをヘディングで沈めると、46分にMFラデ・クルニッチのゴールをアシスト、57分にFWラファエル・レオンからのクロスを押し込んで追加点、91分にはFWジュニオール・メシアスのダメ押し弾をお膳立てという圧巻のパフォーマンスを披露。昨季に11年ぶりのスクデット獲得を成し遂げたミランにとって、9年ぶりのCL決勝トーナメント進出は次なる目標だったが、大一番で極上の輝きを放ったベテランストライカーが彼らをそこに導いた。
 
そんな流れで迎えた今回のセリエA第13節スペツィア戦。中2日ということもあり、ステファノ・ピオリ監督は36歳のジルーをベンチスタートとし、1トップにはFWディボック・オリギを起用した。
 
試合はDFテオ・エルナンデスのゴールでミランが幸先よく先制するも、59分にミランからスペツィアへローン移籍中のFWダニエル・マルディーニが見事な同点弾を決め、試合は振り出しに。その後、途中出場のMFサンドロ・トナーリがボックス外からミドルシュートを突き刺したものの、VARによるチェックの結果、カウンターの起点となったDFフィカヨ・トモリのタックルがファウルと判定され、ゴールは取り消されてしまった。
 
なんとしても勝ち越したいピオリ監督は、72分にジルー、FWチャールズ・デ・ケテラエル、FWアンテ・レビッチの3選手を投入。すると、これが実を結んだのが89分。中盤でボールを回収したトナーリが中央へクロスを送ると、ジルーがジャンピングボレーで合わせ、美しい形からミランが追加点をゲット。試合終了間際に念願のリードを得た。
 
このゴールの後、ジルーは喜びのあまりユニフォームを脱いでしまい2枚目のイエローカードで退場。ミランは1人少ない状況で5分の後半アディショナルタイムを凌ぐことになったが、なんとか逃げ切り、貴重な勝ち点3を獲得した。
 
今節はリーグ2位のアタランタが首位ナポリに敗れたこともあり、勝ちきったミランがアタランタをかわして2位に再浮上した。この調子を維持できれば、今季のミランはCLとセリエAの両方で好成績を残すことができそうだが、ジルーがその原動力となっていることは間違いない。