レアルはあらゆる課題をあっさりとクリアしてくる

昨季リーガ・エスパニョーラとチャンピオンズリーグのダブルを達成したレアル・マドリードに課題があるとするならば、得点部分をカリム・ベンゼマとヴィニシウス・ジュニオールに依存していたところだろう。

昨季はバロンドールも受賞したベンゼマが最後まで圧巻の活躍を続け、最終的には全コンペティション合わせて44ゴールを記録。ブレイクしたヴィニシウスもガス欠することなく駆け抜け、ベンゼマに次ぐ22ゴールを奪った。この2人で66のゴールを稼ぐことになり、2人に得点部分の多くを頼っていたのは事実だ。

しかし今季はここまでロドリゴ・ゴエスが7ゴール、フェデリコ・バルベルデが8ゴールを挙げるなど、他にも武器が増えた。ロドリゴとバルベルデの成長は大きなプラスで、スペイン『as』はゴールスコアラーが良い形で分散していると評価する。

特に今季はベンゼマが負傷で欠場するゲームがあり、そのタイミングでロドリゴとバルベルデが数字を上げてきたのは大きい。指揮官カルロ・アンチェロッティにとっては良いサプライズとなっていることだろう。

現在のチーム得点数は1位ヴィニシウス(10ゴール)、8ゴールのバルベルデが2位、7ゴールのロドリゴが3位、6ゴールのベンゼマが4位となっており、今季はバルベルデとロドリゴも二桁に乗せてくる可能性が高い。上手くいけば20点台に乗せるのも不可能ではないか。

また昨季はFWマルコ・アセンシオがチーム第3位となる12ゴールを奪っていたが、今季のアセンシオは336分間と限られたプレイタイムの中で3ゴールを奪っている。ややロドリゴとバルベルデの成長に押されているところはあるが、ここまでは悪くない立ち上がりだ。アセンシオの得点も計算できれば、レアルの攻撃は層が厚くなる。

何か課題が見つかっても、すぐに解決してしまうのが今のレアルの特長でもある。今季は開幕からMFカゼミロの退団、ベンゼマの負傷など衝撃的な出来事もあったが、それに対応しながらリーグで安定的に勝ち点を稼いでいる。あらゆるタイミングが噛み合う今のレアルは理想的なクラブ運営状況にあると言えそうだ。