前線だけでゴールを奪うことができる体制が整っている

マンチェスター・シティはプレミアリーグ第15節ホームでフラムと対戦した。

先制したのはホームのシティだ。この日アーリング・ハーランドに代わって最前線で起用されたフリアン・アルバレスが素晴らしいゴールを決めた。しかしその後ジョアン・カンセロがボックス内での不用意なタックルで相手を倒してしまい、主審はカンセロにレッドカードを提示。フラムにはPKが与えられ、キッカーのアンドレアス・ペレイラは冷静にシュートを沈めて前半で1-1とアウェイチームが追い付いた。

自ら難しい展開にしてしまったシティだが、王者だけあって崩れない。10人で11人のフラムを圧倒し、後半アディショナルタイムにはPKを獲得した。キッカーのハーランドがこの日もPKを成功させ、2-1でシティが勝ち点3を獲得している。

「軽い接触であろうと、コンタクトしていい場面じゃない。レッドカードは当然だ。選手たちには何度も言っているが、85分まではボックス外でファウルをしろ。残り65分ゴールを決められたとしても1-1だ。11対11で時間はある」

「ジョアンだけでなく、コペンハーゲン戦のセルヒオもそうだった。ストライカーやウイングとの駆け引きで負けることはよくあることだ。そうなればエディ(エデルソン・モラレス)に頼ろう。エディはセーブしてくれる」

英『Manchester Evening News』では試合後、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラが不用意なタックルでゲームから退場してしまったカンセロについて話している。ペップが言うようにあの場面で失点したとしても11対11であればシティはそこから追加点を狙うことができた。10対11ですらゲームを支配していたのはシティであり、フラムはPKを除けば枠内シュートを1本しか打つことができていなかった。カンセロがいて11対11ならもっと相手を圧倒できたはずだ。

守備時の不用意な対応が目立つカンセロだが、今季は数が多すぎる。フラム戦は勝てたからいいものの、引き分けで勝ち点を落としていればアーセナルとの差は埋められなかった。敗れたリヴァプール戦ではカンセロのミスから失点を招いており、今後も同様のミスからシティが窮地に陥るのは目に見えている。

若手ではリコ・ルイスが先日セビージャ戦で素晴らしいパフォーマンスを披露したが、新たなSBの獲得は必須だ。とくにカイル・ウォーカーのような守備対応で輝けるタイプが欲しい。カンセロのような攻撃的なタイプも必要ではあるが、今季は前線が好調であり、SBがそれほど攻撃面で輝かなくてもデ・ブライネやハーランド、フィル・フォーデン、ベルナルド・シウバら前線のメンツでいくらでもゴールを奪うことはできる。今季はW杯後に冬の移籍市場が開かれるため、W杯で活躍したSBの獲得に動く可能性はあるはずだ。