今季のアーセナルは本物だ

直近のリーグ戦ではチェルシーを破ったアーセナル。これでプレミアリーグでは13試合11勝1分1敗勝ち点34で首位に立っている。

0-1とスコア上ではわずかにアーセナルが上回って白星を獲得したが、内容面ではアーセナルが圧倒している。その証拠にスタッツではアーセナルが大きくリードしており、ビッグチャンス数は3回、チェルシーは0回と90分の中で一度も好機を迎えられず試合を終えている。

チェルシーの攻撃を封じたのはウィリアム・サリバとガブリエウ・マガリャンイスの2人のセンターバックの存在が大きい。昨季のアーセナルのCBはベン・ホワイトとマガリャンイスのコンビが鉄板だったが、今季はホワイトが右サイドバックでプレイするようになり、マルセイユから戻ってきたサリバがCBを務めている。

まずサリバとマガリャンイスが行ったのはチェルシーのFWであるピエール・エメリク・オバメヤンへのパスコース封じだ。オバメヤンは64分までプレイしたが、タッチ数はわずかに8回とアーセナルのCBがチェルシーのストライカーへのパスコースを完全に塞いだことが分かる。

最前線にボールが収まらなくなったことでチェルシーのビルドアップは機能不全に陥った。アーセナルの前線からのプレッシングが機能していたこともあるが、チェルシーはどこにボールを預けるのか分からなくなっており、それがビッグチャンス0回につながったのだろう。

英『football.london』ではチェルシー戦を分析しており、「勝者」と「敗者」をそれぞれ選出している。もちろんサリバとマガリャンイスの2人は「勝者」であり、その中でサリバは「世界最高のCB」と呼ばれ称賛されている。得点シーンのセットプレイで輝いたのもサリバとマガリャンイスの2人であり、このゲームは彼らがチームに勝利をもたらした。

どの時代でも好成績を残すチームは守備が安定している。今季のアーセナルも例外ではなく、13試合消化して失点数は11とリーグ最少を記録している。サリバとマガリャンイスの影響が大きく、鉄壁の守備陣がアーセナルを栄光に導くことになるのだろうか(データは『SofaScore』より)。