テン・ハーグ政権下では存在感が全くないワン・ビサカ

今季はほとんど出番を得ることができていないマンチェスター・ユナイテッドのDFアーロン・ワン・ビサカ。古巣クリスタル・パレスへローンで移籍する可能性が出てきているようだ。
 
夏の時点でもクリスタル・パレスへの復帰が噂されていたものの、結局マンUに残留したワン・ビサカ。しかし、今季の彼は負傷により多くの試合を欠場しており、4日に行われたヨーロッパリーグのレアル・ソシエダ戦では約2ヵ月ぶりにメンバー入りを果たしていた。
 
その上、エリック・テン・ハーグ監督はDFディオゴ・ダロトを右サイドバックの一番手として扱っており、唯一出番が与えられた第3節リヴァプール戦も86分からの途中出場。たとえ負傷していなかったとしても、出場機会が少ないことに変わりはなかったはずだ。
 
こういった経緯もあり、英『The Sun』は、クリスタル・パレスがワン・ビサカを引き取るだろうと伝えているが、それが成立するとしたらローンでの移籍が唯一の方法であり、そのためには交渉を重ねる必要があると報じている。
 
マンUは2019年の夏に4500万ポンド(約75億円)でワン・ビサカを獲得しているが、その際に結んだ5年契約が残り2年を切っていることや、彼の評価が落ちてきていることから、売却によって資金を得るためのチャンスは限られていると同メディアは指摘。
 
そのため彼らは、ワン・ビサカに支払っている週給8万ポンド(約1300万円)の全額負担をクリスタル・パレスに求める可能性があるようで、そうなればローンでの獲得でも高額な契約となってしまう。さらに、ワン・ビサカ本人は長期的な視点から自らの将来を模索したいと考えているらしく、この契約を成立させるには、もう少し3者が折り合いをつけなければならないようだ。
 
いくら攻撃性能が物足りないとは言え、ワン・ビサカの対人守備の能力の高さは活かし方次第で強力な武器となる。そんな彼がこのような扱いを受けている今の状況はやや歯痒くもあり、クリスタル・パレス行きがベストということであれば、なんとか移籍が成立してほしいところ。状況は今後どのように動いていくのか(データは『FBREF』より)。