中3日で再び相まみえたマンUとアストン・ヴィラ

11日、カラバオカップ3回戦マンチェスター・ユナイテッド対アストン・ヴィラの一戦が行われた。両者は6日にプレミアリーグで対戦したばかりであり、この際はホームのアストン・ヴィラが3-1で勝利。ウナイ・エメリ新体制の初陣を白星で飾った形だが、彼らはアウェイの地でこの再現を狙う。マンUは意地でもリベンジを果たし、2連敗を避けたいところだ。
 
マンUは6日のヴィラ戦からスタメンを7人変更。キーパーは新加入のマルティン・ドゥブラフカが今季公式戦初出場を果たし、6日の試合では累積警告で出場停止となっていたブルーノ・フェルナンデスもスタメン入り。2列目は左からマーカス・ラッシュフォード、ドニー・ファン・デ・ベーク、B・フェルナンデスという並びになった。そして、クリスティアーノ・ロナウドが体調不良でメンバー外となったため、1トップのポジションにはアントニー・マルシャルが起用された。
 
一方のヴィラもスタメンを入れ替えている。ゴールキーパーは守護神エミリアーノ・マルティネスに代わってロビン・オルセンが今季初先発。6日の試合で先制ゴールを決めたレオン・ベイリーや、エミリアーノ・ブエンディア、タイロン・ミングスといった主力たちがベンチスタートとなり、最前線では6日の試合でアシストを記録したオリー・ワトキンス、ダニー・イングスが2トップでコンビを組んだ。
 
序盤は両者のにらみ合いが続き、なかなかシュートまで至らない試合展開となる。最初にゴールに迫ったのは23分のマンU。ラッシュフォードが左サイドで溜めを作ると左サイドバックのタイレル・マラシアがインナーラップし、中央へクロスを送る。遅れてボックス内に侵入してきたディオゴ・ダロトがヘディングを試みたが、これは前線からディフェンスに戻ったイングスが防いだ。
 
その後もコーナーキックやフリーキックなどからゴールに近づく場面は作ったものの、前半のシュート数はマンUが3本、ヴィラが2本という結果に。スコアレスのままハーフタイムを迎えた。
 
後半は一転して激しく試合が動いた。48分、ワトキンスがジェイコブ・ラムジーのスルーパスに抜け出すと、ループ気味のシュートを決めてアストン・ヴィラが先制。しかし直後の49分、右サイドにいたB・フェルナンデスがディフェンスラインの裏をつき、ディオゴ・ダロトからのロングボールを中央へグラウンダーでパス。これをマルシャルが押し込んで、マンUがすぐさま同点に追いついた。
 
61分、再びアストン・ヴィラがマンUを突き放す。途中出場のレオン・ベイリーがアシュリー・ヤングの右サイドからのクロスを折り返し、これをダロトがオウンゴール。スコアは1-2となった。

なんとしてでも連敗を避けたいマンUはここから怒涛の反撃に出る。エリック・テン・ハーグ監督はアレハンドロ・ガルナチョ、クリスティアン・エリクセン、アントニー・エランガを62分に投入。これにより、左ウイングのラッシュフォードが1トップへとポジションを移した。
 
するとそのラッシュフォードがアストン・ヴィラゴールを脅かす。64分に放った強烈なシュートは右ポストをかすめたものの、67分に同点ゴールをゲット。マラシアからのロングボールをラッシュフォードがヘディングでフリック、すると相手DFのクリアボールが再びラッシュフォードの足下へ。ボックス内で相手を冷静にかわし、しっかりとシュートを決めきった。
 
続いて見せ場を作ったのはB・フェルナンデス。76分、マラシアからのグラウンダーのクロスをゴール前で受けると、即座に反転してシュート。これは惜しくもオルセンのビッグセーブに阻まれたが、直後の78分。オルセンのパスミスを拾ったガルナチョが、中央にいたB・フェルナンデスへ繋ぐ。ワントラップから放たれたシュートはディフレクションしながらネットを揺らし、ついにマンUが逆転に成功した。
 
最後にインパクトを残したのは、久々に先発出場を果たしたマクトミネイだった。89分、エリクセンからのパスを前線で受けると、軽やかなターンからシュートを放ち、これがクロスバーを直撃。後半アディショナルタイムには、まるでストライカーのような抜け出しを見せたマクトミネイが、ガルナチョの左サイドからの質の高いクロスをワンタッチで決め、マンUの勝利を確定させた。
 
6日の試合に続いてアストン・ヴィラに先制弾を許してしまったものの、今回はすぐさま同点に追いつき、流れを渡さなかったマンU。後半だけで16本のシュートを放つなど多くのチャンスを作り、地力の高さを見せつけた。やはり大きかったのは1ゴール1アシストを記録したB・フェルナンデスの存在で、彼がいれば6日の試合は内容・結果ともに大きく違っていたかもしれない。
 
 
[スコア]
 
マンチェスター・ユナイテッド 4-2 アストン・ヴィラ
 
[得点者]
 
マンチェスター・ユナイテッド:マルシャル(49)、ラッシュフォード(67)、B・フェルナンデス(78)、マクトミネイ(90+1)
 
アストン・ヴィラ:ワトキンス(48)、OG/ダロト(61)
 
[スタメン]
 
マンチェスター・ユナイテッド
 
GK:マルティン・ドゥブラフカ
 
DF:ディオゴ・ダロト、ハリー・マグワイア、ヴィクトル・リンデロフ(リサンドロ・マルティネス/87分)、タイレル・マラシア
 
MF:スコット・マクトミネイ、フレッジ(→クリスティアン・エリクセン/62分)、ドニー・ファン・デ・ベーク(→アントニー・エランガ/62分)
 
FW:ブルーノ・フェルナンデス、マーカス・ラッシュフォード(→カゼミロ/82分)、アントニー・マルシャル (→アレハンドロ・ガルナチョ/62分)
 
アストン・ヴィラ
 
GK:ロビン・オルセン
 
DF:アシュリー・ヤング(マティ・キャッシュ→/74分)、エズリ・コンサ(→タイロン・ミングス/59分)、カラム・チャンバース、ルドビク・アウグスティンソン(→リュカ・ディーニュ/80分)
 
MF: ジェイコブ・ラムジー(→レオン・ベイリー/59分)、ドウグラス・ルイス、ブバカル・カマラ、ジョン・マッギン
 
FW:ダニー・イングス(→エミリアーノ・ブエンディア/59分)、オリー・ワトキンス