主力とは言い難い今季のマグワイアとフレッジ

MFクリスティアン・エリクセンやDFリサンドロ・マルティネス、MFカゼミロといった新戦力が頼もしいパフォーマンスを見せている今季のマンチェスター・ユナイテッド。当然、その煽りを受ける選手も存在するはずで、DFハリー・マグワイアとMFフレッジには退団の可能性が出てきているようだ。
 
先日、カタールW杯に臨むイングランド代表メンバーが発表されたが、見事そのうちの1人に選ばれたマグワイア。しかし、エリック・テン・ハーグ監督率いるマンUでは、L・マルティネスとDFラファエル・ヴァランのセンターバックコンビが定着しており、マグワイアがレギュラーの座を掴むことはできていない。
 
そのヴァランは先月23日のチェルシー戦で負傷してしまったが、それ以降、優先的に起用されているのはマグワイアよりDFヴィクトル・リンデロフという状況で、マグワイアの立ち位置は実質CB4番手となってしまっている。
 
一方のフレッジもブラジル代表の一員としてカタールW杯に出場するが、マンUではエリクセンやカゼミロのバックアッパーに留まっている。ボランチの3番手をMFスコット・マクトミネイと争っている状態であり、チームにとって重要な存在にまでなりきれていないことは確かだ。
 
英『The Guardian』は、エリック・テン・ハーグ監督がチームのキャプテンであるマグワイアを売却するつもりだと報じている。テン・ハーグ監督はマグワイアのプロ意識の高さこそ評価しているものの、そのスピードの遅さを懸念しているようで、L・マルティネスやヴァランの真の競争相手をチームに加え、ディフェンスの質を高めたいと考えているようだ。
 
マンUはマグワイアを2019年8月に獲得した際、レスター・シティに8000万ポンド(約131億円)という高額な移籍金を支払っているが、彼の評価が大きく下落したこと、6年という長期の契約を結んだこと、週給19万ポンド(約3000万円)という高給を支払っていることから、売却に成功してもかなりの損失を被ることが予想される。それでもマンUはそういった懸念を認識した上で、彼の売却に踏み切る可能性があるようだ。
 
さらに、フレッジに関しては今季限りでマンUとの契約が満了となる。テン・ハーグ監督はフレッジの勤勉さや彼の持つチームに対する倫理感に感銘を受けているようだが、中盤を一新することも望んでいる模様。そのため、彼との契約に付帯している1年の契約延長オプションをマンUが行使することはないだろうと同メディアは伝えている。
 
残留を望むにしろ、移籍を望むにしろ、マグワイアとフレッジの2人がここから評価を覆していかなければならないことは明白。カタールW杯に出場できることは彼らにとって大きなチャンスであり、ここで活躍できるかどうかは2人の将来を大きく左右することになるかもしれない。