ベンチには多くの選択肢があった

プレミアリーグ第16節でマンチェスター・シティはブレントフォードと対戦。1-1で終盤を迎えると、イヴァン・トニーにこの日2ゴール目を許し、1-2でシティが敗れている。シティは公式戦6戦無敗だったが、その記録は途絶えることになった。

この日のブレントフォードの守備陣は集中していた。前半終了間際にこそゴールを許したが、GKのダビド・ラヤ中心に堅守を築く。6本のオンターゲットを被弾しているが、ラヤは5セーブを記録しており、シティにビッグチャンスを1度しか作らせていない。

今季プレミアで18ゴール決めているアーリング・ハーランドはこの試合ノーゴールであり、枠内シュートはゼロと難しいゲームに。常にハーランドには2人以上マークがついており、ターゲットマンとしての役割を果たすことができなかった。それほどにハーランドへのマークは徹底されていた。

シティはこのハーランドが徹底マークされ機能しなくなった際の対応が上手くいってないように思える。ハーランドは今季がシティ初年度であり、仕方ないのかも知れないが、今後はブレントフォードの守備をお手本にするチームは増えてくるはずだ。

具体的な策でいえば、ペップが終盤に実行したフリアン・アルバレスの投入だ。ハーランドが2人以上にマークされている状態であれば、その分どこかの守備が薄くなる。スペースが生まれているはずで、アルバレスはそういったスペースを見逃さない。バイタルエリアでプレイすることが上手く、スペースを生み出すこともできる。視野も広くシュートだけでなくパスも得意だ。

英『Manchester Evening News』では10月のCLドルトムント戦以来の先発となったハーランドに対し、コンディションは万全であったのか問いかけている。明らかに不調といえるパフォーマンスではなかったが、いつものような怖い存在にはなれていなかった。それであれば早いタイミングでアルバレスとの交代はアリな選択肢だったかもしれない。

今季これだけゴールを決めていることもあってハーランドをピッチから下げるのは愚策とも批判されかねないが、ベンチには素晴らしいもう一人のストライカーがスタンバイしている。リーグ戦ではわずか357分で3ゴールを記録しており、119分で1ゴールを決める計算となる。ハーランドに負けない決定力を持っており、よりシティが攻撃面で安定感を生み出すにはこのアルバレスの使い方がカギとなりそうだ。