ストーンズのSB起用の評価は難しい

マンチェスター・シティはジョゼップ・グアルディオラが就任して以降、守備陣に多くの資金を投下しており、とくにセンターバックのクオリティと頭数はトップレベルだ。ルベン・ディアス、ジョン・ストーンズ、アイメリック・ラポルト、マヌエル・アカンジ、ネイサン・アケの5人がおり、それぞれ今回のワールドカップ・カタール大会への出場が決まっている。

しかし多くの資金を移籍市場で費やしたが、サイドバックの層は薄い。トップレベルのSBはジョアン・カンセロとカイル・ウォーカーのみであり、そのウォーカーは現在負傷中だ。

ここ最近は若いセルヒオ・ゴメスやリコ・ルイスをSBとして起用しているペップだが、頭数の多いCBをSBとして起用するケースが増えている。直近のブレントフォード戦がそうだ。本来はCBのストーンズを右SBとして起用している。

ストーンズの右SBは昨季から見られる起用法なのだが、応急処置的なものであり、やはり本職と比べると攻撃面でも守備面でも劣る。

ストーンズの右SB起用は悪くないが、そろそろ限界が見えてきたかもしれない。気になるのはアタッキングサードでの攻撃への関与であり、ウォーカーほど器用に縦パスやオーバーラップを披露することができていない。またウォーカーのスピードは相手を押し込むシティの守備には必須であり、ブレントフォード戦ではスピードのあるリコ・ヘンリーにストーンズは手を焼いていた。

「持ち前のポゼッションを生かせず、ブレントフォードのヘンリーの攻撃参加に悩まされた」

英『Manchester Evening News』ではブレントフォード戦の採点を行っており、ストーンズの評価は最も低い5点だ。攻守両面で持ち味を生かせなかったと厳しい指摘を受けている。

複数のポジションでプレイできるユーティリティ性は長いシーズンを戦う上で大きな武器となるが、応急処置レベルであれば本職との差を感じることになる。現状ウォーカーとカンセロの本職2人でSBをローテーションするのは不可能であり、SBの補強は今後行われないのだろうか。