カムバック・キングと称賛される

アントニオ・コンテ率いる現在のトッテナムは、決して盤石な戦いを見せているわけではない。格下相手になかなかゴールを奪えなかったり、地味との印象を抱いている人も多いだろう。

しかしコンテの情熱が伝わっているのか、今のトッテナムはとにかく粘り強い。今節のリーズ・ユナイテッド戦も終盤まで2-3でリードを許していたが、81分、83分と立つ続けにMFロドリゴ・ベンタンクールが得点を記録。4-3とスコアをひっくり返し、土壇場で勝ち点3をもぎ取った。

プレミアリーグ公式は、トッテナムのことを「カムバック・キング」と称賛している。今回のリーズ戦もそうだったが、トッテナムはリードを許したところから同点、あるいは逆転して勝ち点を稼ぐケースが多いのだ。

今季ここまでリードを許したところから得た勝ち点は13ポイントとなっており、これはリーグ最多だ。リードを許すということは試合運びに問題があるとも言えるが、そこから挽回できる勝負強さがあるのは心強い。今回のリーズ戦も中盤のベンタンクールは決して得点力の高い選手ではないが、その選手が立て続けに2点も奪うのだから面白い。

戦力的に優勝を狙うのはまだ厳しいだろう。それはコンテも理解しているはずで、今冬の補強も重要になる。しかしながらコンテの下でファイトする精神は植え付けられており、十分にトップ4フィニッシュを狙うことは可能だ。冬の補強が上手く進めば面白いチームとなりそうだが、コンテが作る戦う集団は後半のリーグ戦とチャンピオンズリーグ決勝トーナメントでどんな戦いを見せてくれるだろうか。