エイブラハム、トニーらとの争い制す

イングランド代表のセンターフォワード1番手はトッテナム所属のハリー・ケインで固定されており、ここは確定事項と言っていい。

争いが激しかったのは、ケインのバックアッパーとなる2番手争いだ。ここにはローマのタミー・エイブラハム、エヴァートンのドミニク・カルバート・ルーウィン、ブレントフォードのイヴァン・トニー、アストン・ヴィラのオリー・ワトキンスなどプレミア中堅クラブのFWを中心に多くの者が名乗りを上げた。

その争いを最終的に制したのは、ニューカッスルのカラム・ウィルソンだった。

最後の最後での序列逆転と言えよう。ウィルソンが最後に出場した代表戦は2019年10月となっており、トータルでも代表キャップ数は4試合のみだ。しかしニューカッスルに加入してからは2020-21シーズンに12ゴール、昨季8ゴール、今季もここまで11試合で6ゴールと結果を残し、代表監督ガレス・サウスゲイトの信頼を勝ち取った。

ローマのエイブラハムはセリエAでややチャンスを逃しすぎているところがあり、エヴァートンのカルバート・ルーウィンは負傷が足を引っ張った。

センターフォワード候補ではマンチェスター・ユナイテッドのマーカス・ラッシュフォードも招集されているため、ウィルソンに出番が回ってくるかは分からない。それでもニューカッスルで見せている勝負強さは魅力的で、イングランドにとってのジョーカーとなるかもしれない。