クラブチームの好調は代表にとっても大きなプラス

ワールドカップ開幕が迫る中、イタリアのサッカーファンは寂しい思いをしていることだろう。4年に1度の祭典にアズーリが2大会続けて参加できないのだから。

昨夏のEURO2020を制した際には完全復活かと思われたが、ワールドカップ・カタール大会の出場権を逃したことで再び意気消沈。また4年後へ向けてアズーリ再建の旅が始まった。

果たして代表監督ロベルト・マンチーニはどういうチームを作り上げるのか。参考にしたいのは、現在セリエAで首位を快走するナポリの戦いだ。

国内だけでなくチャンピオンズリーグでもグループステージを5勝1敗と圧倒的な成績で突破するなど、今イタリアサッカー界はナポリに魅せられている。ルチアーノ・スパレッティ率いるナポリは強さに加えて美しさがある。攻撃的で選手たちがどんどん縦へ仕掛けていく姿は圧巻だ。

伊『Tuttomercato』によると、ナポリの右サイドバックを務めるジョバンニ・ディ・ロレンツォは「僕たちは欧州とイタリアに美しいフットボールをもたらしている。僕たちはこれを続けるべきだよ」とコメントしているが、イタリア代表もナポリをモデルにすべきかもしれない。

絶対的なスタメンではないものの、ナポリではイタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリも奮闘中だ。他にもチャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出を決めたミランにはMFサンドロ・トナーリ、同じく決勝トーナメントへ進むインテルにはMFニコロ・バレッラ、DFアレッサンドロ・バストーニなど若い実力者もいる。彼らをナポリのシステムに当てはめるのも悪くないだろう。

今季はナポリ、ミラン、インテルと3チームをチャンピオンズリーグ決勝トーナメントへ送り込むことにも成功しており、セリエAから良い流れが生まれている。若手タレントの成長を促しつつ、ナポリのフットボールを取り込めれば面白いが、ナポリの躍進はアズーリ復活へのヒントになるだろうか。