23歳と若いことも魅力的
FIFAワールドカップ・カタール大会でも3ゴールを記録したオランダ代表FWコーディ・ガクポ(23)は本物なのか。PSV、オランダ代表での活躍もあり、ガクポは今冬にリヴァプールへの移籍が決定した。
エールディヴィビジとプレミアリーグはレベルも異なるが、今季もPSVでは9ゴール12アシストを記録するなど結果は十分だ。23歳と若いことも魅力で、かかる期待は大きい。
また、元スコットランド代表選手だったクレイグ・バーリー氏が注目したのが移籍金だ。近年は何かと高額な移籍金が動くケースが目立つが、ガクポの移籍金は3700万ポンドとされている。ボーナスを含めると4400万ポンド程度まで上がるようだが、超高額な移籍金とまでは言えない。
「素晴らしいビジネスだと思う。移籍金額は2022年のそれではないよ。2012年、2010年、2009年のような移籍金額だ。彼は23歳と若い。左サイドがベストポジションだけど、必要に応じて別のポジションもこなせる。まだ強化は必要だけど、フィジカルの素質もある。得点力があることも知っている。これが8000、9000万ポンドでの移籍ならば『あぁ』と思うところだけどね。これは素晴らしいビジネスだよ」
米『ESPN』によると、バーリー氏はこう語っている。時期にはバラつきがあるものの、近年のリヴァプールはFWモハメド・サラーとDFイブラヒマ・コナテを3600万ポンドで引き抜くなど、スマートな動きが目立つ。ガクポも注目度の割に移籍金額は比較的抑えられており、数年後のことを考えればバーゲン価格と言えるかもしれない。