マンUはデ・ヨングの代わりにレアル・マドリードからカゼミロを獲得した

夏の時点でマンチェスター・ユナイテッド移籍の可能性が浮上していたものの、バルセロナ残留の意志を曲げなかったMFフレンキー・デ・ヨング。ここにきて彼がマンU行きを望んでいるという噂も出ており、バルサ首脳陣は彼に対する怒りをあらわにしているようだ。
 
アヤックス時代の恩師であるテン・ハーグ監督が指揮官に就任したため、マンU行きに関する話題が盛んに報じられていたデ・ヨング。バルサが経営難に陥っているという事実からも移籍が実現する見込みは大いにあったが、本人がバルサ残留を強く望んだことにより、この話は立ち消えとなった。
 
しかし、デ・ヨングの心境があれから変わった可能性もあるようで、スペイン『Fichajes.net』は彼がテン・ハーグ監督と電話で会話をし、イングランドのクラブと契約したい旨を告げたと報じている。テン・ハーグ監督が迅速にこれを上層部に伝えたため、マンUはすでにバルサに良いオファーを送るために動いているようだ。
 
一方、資金繰りに困っていた中でデ・ヨングを放出することができなかったバルサは、彼に対する怒りを見せているという。MFセルヒオ・ブスケッツの退団も色濃くなっているため、彼らは急いで2人の代役を探さなければならない。
 
経営難に陥りながら夏に大型補強を行ったバルサは現在ラ・リーガで首位につけているが、チャンピオンズリーグではグループステージ敗退という憂き目にあっている。一方、テン・ハーグ監督率いるマンUはリーグ戦順位を4位まで上げるなど上昇気流に乗っており、両クラブの雰囲気は対照的だ。
 
奇しくも、CLグループステージ3位のバルサとヨーロッパリーググループステージ2位のマンUは、ELの決勝トーナメントプレイオフで激突する。この対戦は2月に行われるが、デ・ヨングがマンU側で出場することもありえるのか。今回の移籍市場でもデ・ヨングの去就には注目だ。