金銭なしのトレードであればかなりバルサ寄りの提案となりそうだ
夏の移籍市場でMFフランク・ケシエを獲得したバルセロナ。ミラン時代には主力としてリーグ優勝にも貢献したケシエだが、シャビ・エルナンデス監督の信頼は掴みきれておらず、今季公式戦の先発出場数は6試合に留まっている。そんなケシエを放出し、新戦力を獲得したいという考えがバルサにはあるようで、インテルのMFマルセロ・ブロゾビッチとのトレード案が浮上しているようだ。
伊『Sky Sport』によれば、バルサ側がインテルにこのトレードを提案したようで、両クラブは代理人を通じてこの件について話し合ったという。現時点で具体的な進展はなく、ケシエとブロゾビッチ本人の意思もこれから把握することになるようだ。また、この2人はそれぞれバルサ、インテルとの契約が2026年までとなっており、年俸も600万ユーロ(約8億3000万円)で並んでいるという。
現在バルサではMFセルヒオ・ブスケッツに退団の噂があり、彼の後釜を担えるアンカーを探している可能性が高い。ケシエよりもブロゾビッチの方がアンカーで起用するにはふさわしく、移籍金なしで獲得したケシエが一流のアンカーに代わるなら、バルサとしては万々歳だろう。
しかし、インテルにとってブロゾビッチは中盤の要。トレードする利点はあまりないように思える。強いて言えば、30歳のブロゾビッチが26歳のケシエに代わることで、中盤の平均年齢を少し下げることができる。セリエAでの実績がある点も多少はプラスになるか。
やはりどうしても実現の可能性が低そうな話ではあるが、何が起こるかわからないのが移籍市場。今後もバルサとインテルのやりとりには注目すべきかもしれない。