まずはインパクトを残すことに成功した
移籍金最大1億ユーロ(約141億円)、契約年数8年半と言われる大型契約を成立させ、シャフタール・ドネツクから22歳のFWミハイロ・ムドリクを獲得したチェルシー。彼は21日のリヴァプール戦で早速デビューを飾っているが、かつてのエースの再来を予感しているファンもいるようだ。
FWラヒーム・スターリングやFWクリスティアン・プリシッチが負傷離脱中、FWジョアン・フェリックスが出場停止処分を受けていることもあり、55分からムドリクを起用したグレアム・ポッター監督。当然、味方と息が合わない場面もあったが、持ち前のスピードやテクニック、アジリティの高さを活かしたドリブルでリヴァプールゴールを何度か脅かし、MFカーニー・チュクエメカへのスルーパスなどで視野の広さも感じさせた。
そんな彼のプレイを、2019年までチェルシーに在籍していたFWエデン・アザールと重ね合わせたファンも多いようで、SNS上ではこのようなコメントが見受けられる。
「ムドリクはアザールの代わりを長年務めることができると思う」
「ムドリクがボールを持った時のリヴァプールの選手たちの怯えっぷりを見て。アザールが去ってからこんなのは見たことがない」
「新加入のムドリクはチェルシーでのデビュー戦で、若き日のエデン・アザールを彷彿とさせるような試合を変えるパフォーマンスを見せた」
「ムドリクにはエデン・アザールのDNAが受け継がれている」
レアル・マドリード移籍後は輝きを失っているものの、チェルシー時代はなんでもできる攻撃の柱として猛威を奮っていたアザール。彼はチェルシーでプレミアリーグ制覇を2度経験しているが、ムドリクも同様の活躍を見せることができるのか。チームやプレミアリーグに完全に適応した後に、どれほどのプレイを披露してくれるのか注目だ。