まだ29歳と衰えるには早すぎる
チェルシーからインテルにレンタル移籍しているFWロメル・ルカク(29)は真の姿を取り戻せるだろうか。
ルカクはインテルに在籍していた2019-20シーズンにセリエAで23ゴール、続く2020-21シーズンに24ゴールを記録し、インテルのスクデットにも貢献した。キャリアの中で最も充実した2シーズンだったと言えよう。
だが、そこからルカクのフォームは乱れた。チェルシーへ移籍した2021-22シーズンはプレミアリーグで8ゴールに留まり、レンタルでインテルへ戻った今季も筋肉系の故障で序盤から苦しんできた。ベルギー代表として臨んだ昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会でも決定機を外してしまう場面が目立ち、ルカクにとっては苦しいシーズンになっている。
気になるのは今後のキャリアだ。22日に行われたFCポルトとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでは決勝ゴールを挙げて1-0の勝利に貢献しているが、英『Daily Mail』はここからの2カ月が勝負だとルカクのさらなる奮起を期待している。
所属元のチェルシーもストライカー不足に悩んでおり、チームは得点を奪うのにかなり苦労している。同メディアはまだルカクがチェルシーの戦力になる可能性を捨てておらず、今後のアピール次第では来季の戦力になるかもしれない。
もちろんインテルにとっても後半戦へルカクの復調は重要で、チャンピオンズリーグでも上を目指したい。まだ29歳と衰えるには早すぎるが、ルカクは再び怪物級のパフォーマンスを見せられるか。