PSG移籍からキャリアは変わってしまった
パリ・サンジェルマンを離れ、ポルトガルの地で再びピッチの主役に。それを目指したのがドイツ人MFユリアン・ドラクスラー(29)だ。
パリでは出番が限られていたこともあり、ドラクスラーは昨夏にポルトガルの名門ベンフィカへとレンタル移籍することに。シャルケ、ヴォルフスブルクでプレイしていた際はドイツの次代を担う天才MFと評されてきただけに、再びピッチで存在感を放つことが期待された。
しかし、結果は思うように進まなかった。ドラクスラーはここまで全コンペティションを合わせても759分間しかプレイタイムがなく、18試合で2ゴール0アシストと成績も物足りない。
チームは国内リーグで首位を走り、チャンピオンズリーグではベスト16の1stレグでクラブ・ブルージュを2-0で撃破するなど充実のシーズンを過ごしているのだが、ドラクスラーはそこに絡めていない。前述のブルージュ戦もベンチに座ったまま出番がなく、存在感は薄くなってしまっている。
さらに10月の怪我に続き、先日には左足首の手術を受けることに。このままベンフィカでのシーズンは終わってしまう可能性があり、思い描いたレンタル移籍とは異なるものとなっている。
ドイツ代表でも攻撃の中心になるだけの才能を持っている選手ではあるが、もう一度ドイツサッカー界の主役となれるだろうか。