今やセルティックを支配する存在に
26日にはスコティッシュカップ決勝でレンジャーズを2-1で撃破し、国内リーグでも2位レンジャーズに9ポイント差をつけて首位を快走しているセルティック。そのチームを支えているのが日本人選手である。
26日のスコティッシュカップ決勝・レンジャーズ戦はそれを象徴するようなゲームであり、エースの古橋亨梧が2ゴール、それをお膳立てしたのがFW前田大然とMF旗手怜央だ。日本人トリオの力で獲得したタイトルと言っても大袈裟ではない。
今冬にはDF小林友希、岩田智輝も加入したが、やはり今季開幕からチームを引っ張ってきたのは前田、古橋、旗手のトリオだ。
残している結果を見れば、日本人トリオ獲得が大正解だったのは言うまでもない。それに加え、共通しているのが移籍金額のバーゲン感だ。
セルティックは古橋を460万ポンド、前田を170万ポンド、旗手を140万ポンドほどの移籍金で獲得したとされており、実力的にも大バーゲンと言っていい。
英『67hailhail』によると、クラブOBでもあるクリス・サットン氏は前田のクオリティを称賛する中で移籍金にも触れている。
「ワールドカップでもゴールを決めた前田は、一人でゲームを決められる信じられないほどのエネルギーを備えている。彼の獲得は100万ポンド強の価格となっていて、信じられない」
今冬に加えた小林、岩田も成功となれば、セルティックに限らず欧州の各リーグが日本人選手のスカウティングに一層の力を入れてくることだろう。Jリーグ側としてはバーゲン価格ばかりが話題になるのも複雑だが、海外組の増加は日本代表強化にも繋がる。
世界もセルティックで暴れる日本人トリオに注目しているはずで、古橋らの活躍で日本人選手の評価はまた一段上がったと言えそうだ。