すぐチームにフィットした
まだ判断を下すには早すぎるかもしれないが、プレミアリーグ・冬の補強は明暗が分かれた。
市場の目玉となっていたのは、最終的にチェルシーが獲得に成功したウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクだ。
ウクライナのネイマールとまで言われるムドリクには多くのクラブが関心を示し、プレミアリーグ首位を走るアーセナルも獲得へ動いていた。
しかし、最終的に獲得したのはチェルシーだ。移籍金は驚異の8900万ポンドで、チェルシーは他にもFWノニ・マドゥエケやDFブノワ・バディアシルを獲得するなど派手な冬を過ごした。
代わりにアーセナルが獲得したのは、ブライトンで活躍していたFWレアンドロ・トロサールだ。移籍金は2700万ポンドとなっているが、ここまでヒットしているのはトロサールの方だ。
英『The Sun』もトロサールのインパクトを称えており、アーセナルでは最前線から左ウイングまで幅広い役割をこなしている。
一方のムドリクはまだチェルシーでゴール&アシストがなく、チームにフィットしたとは言い難い。22歳の若さ、チェルシー全体の調子が上がっていないことを考えれば苦戦も仕方がないが、結果的にアーセナルはトロサールを獲得して正解だったと言えよう。
SNSでは、アーセナルで活躍したFWアンドレイ・アルシャビンと比較する声も出ている。左から細かいタッチで仕掛ける姿は確かにアルシャビンとの共通点か。
「トロサールは今冬最高の補強になるかもしれない」
「比較的安価で獲得できて、実績があって2つのポジションをカバーできる」
「トロサールとの契約は、アルシャビンを獲得した時と似ている」
同メディアもトロサールを今冬最高の補強候補にプッシュしており、トロサールはアーセナルのプレミア制覇へ大きなピースになろうとしている。ムドリクをチェルシーに奪われたのはショックだったかもしれないが、即戦力ということを考えればトロサール獲得がベストな選択だったか。