EURO2024へ再びアピールを
もう一度オレンジ軍団の中盤を束ねるリーダーとなれるだろうか。
3日にEURO2024予選に臨むオランダ代表のメンバーが発表され、代表監督に復帰したロナルド・クーマンはローマMFジョルジニオ・ワイナルドゥムを招集した。
ワイナルドゥムは代表キャップ数80を超えるベテランであり、2021年のEURO2020でもオランダ代表の中心メンバーだった。
しかし、ワイナルドゥムは2021年に移籍したパリ・サンジェルマンで出番を失った。リヴァプールを離れてからのキャリアは苦しいものとなっており、パリ移籍は明らかに失敗だ。
昨夏にはローマへレンタル移籍したが、今度は怪我で長期離脱。昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会も欠場することになり、ワイナルドゥムは中盤のリーダーではなくなったのだ。
苦しい時間とはなったが、ワイナルドゥムは2月28日のクレモネーゼ戦でついにフル出場を記録。復帰してからは初の先発出場となり、それに合わせてクーマンはワイナルドゥムの代表招集を決断している。
カタール大会でベスト8に入ったオランダは、ここから若い戦力も積極的に招集していくことだろう。今回のメンバーにもニューカッスルで活躍するDFスフェン・ボットマン、アヤックスの中盤をリードするケネス・テイラー、バイエルンへ移籍したライアン・グラフェンベルフといった若い選手もきっちりとメンバーに入っている。
ワイナルドゥムも再度アピールしていく必要があるが、もう一度自身の地位を確立できるのか。EURO2024へ向けてベテランMFの新たな挑戦が始まる。