負傷のタイミングも不運だった
2月にはEFL杯も制し、指揮官エリック・テン・ハーグの下で波に乗るマンチェスター・ユナイテッド。
多くのプレイヤーがテン・ハーグの手で進化を遂げているが、それに関与できていないのがMFドニー・ファン・デ・ベークだ。
ファン・デ・ベークは長らく定位置を確保できいなかったが、今季の11月頃よりテン・ハーグは徐々に出番を増やしていた。アヤックスで一緒に仕事をした関係でもあるため、ファン・デ・ベークの良さは理解しているはずだ。
しかし、ファン・デ・ベークは今年1月のボーンマス戦で膝を負傷。現在も離脱は続いており、怪我をしたタイミングも不運だった。
その間に中盤ではカゼミロが定着し、フレッジもテン・ハーグの下で得点力を上げている。今の中盤にファン・デ・ベークが割って入るのは困難だろう。
オランダ『Soccernews』によると、クラブOBのポール・パーカー氏はファン・デ・ベークにもう一度オランダへ戻ってやり直した方がいいのではないかと提案する。
「彼はスールシャールの下で間違った起用法をされたと思うし、新型コロナウイルスの影響もある悪い時期にユナイテッドへやってきた。オランダへ戻ってキャリアをやり直す必要があるかもしれないね。彼が今のユナイテッドの中盤に入れるとは思えない」
アヤックス時代には得点力の高さもアピールしていただけに、マンU通算60試合で2ゴールの現状はかなり寂しい。ファン・デ・ベークにとってマンU移籍は明らかに上手くいっていないが、クラブを変えるときなのか。