テン・ハーグ監督からも信頼されている
プレミアリーグでは現在3位、カラバオカップでは優勝を果たすなど今季好調のマンチェスター・ユナイテッド。エリック・テン・ハーグ監督の就任やFWマーカス・ラッシュフォードの得点量産などその要因はさまざまだが、DFルーク・ショーの活躍も無視することはできない。
シーズン序盤こそDFタイレル・マラシアにスタメンの座を譲っていたものの、10月あたりからしっかりとレギュラーを取り返した今季のショー。得意の左足から多くのチャンスを生み出しており、公式戦31試合の出場で1ゴール4アシストを記録。ワールドカップ後はセンターバックとしても起用されるなどプレイの幅を広げている。
そんなショーの好パフォーマンスぶりはスタッツにも表れているようで、英『Manchester Evening News』は昨季のショーと今季のショーが残した詳細なデータを比較している。攻守におけるさまざまな数字が向上しており、ボール奪取数やインターセプト数が増加、逆にボールロスト数は減少している。なかでも目を見張るべきはインターセプト数で、昨季は90分あたり3.37回だったのが今季は6.31回と倍近く増えている。
パスに関してもファイナルサードへのパス以外の数字が伸びており、パス、キーパス、ロングパスの本数や成功数が増加している。クロスは本数こそ90分あたり2.42本から1.93本へと減ったが、成功数は0.3本から0.64本へと上昇し、その精度は格段に上がった。カラバオカップ決勝のニューカッスル・ユナイテッド戦でも、ショーがFKから上げたクロスがMFカゼミロのヘディング弾を生み出した。
ショーはそのニューカッスル戦で負傷していたようで、2日に行われたFAカップのウェストハム・ユナイテッド戦を欠場していた。6日に行われるリヴァプール戦では復帰する見込みだが、この大一番でもショーの好プレイを見ることができるか。負傷明けという意味では心配だが、マンUを勝利に導く活躍に期待だ。