今季のプレミアで最も観衆を驚かせた選手かもしれない
スポーツの世界では、毎シーズンのように予想を上回る活躍を見せるNewスターが出てくるものだ。
イングランド・プレミアリーグならば、やはりブライトン所属の日本代表FW三笘薫は外せない。日本のファンはプレミアで活躍できると確信していたかもしれないが、ブライトンはあくまで中堅クラブだ。昨年のワールドカップ・カタール大会で活躍したとはいえ、三笘のことをはっきり知らなかったという現地のファンも少なくないだろう。
それが今ではビッグクラブも一目置くスペシャルなアタッカーだ。英『TalkSport』は今季の『サプライズプレイヤー6人』を選出しているが、そこでも三笘の名前が入っている。
その他の顔ぶれはニューカッスルでいきなり得点力が爆発したFWミゲル・アルミロン、首位を走るアーセナルで別人のように輝くベテランのMFグラニト・ジャカ、離脱したFWガブリエウ・ジェズスの穴を懸命に埋めているFWエディ・エンケティア。
アーセナルを離れ、フラムで安定したセービングを続けているGKベルント・レノ、開幕前は175cmのサイズが気になると指摘されながら、その不安を吹き飛ばしたマンチェスター・ユナイテッドDFリサンドロ・マルティネスが選ばれている。
このうちプレミアリーグ1年目の選手は三笘とマルティネスの2人。想像以上のインパクトという意味では、三笘は今季のプレミアNo.1新戦力アタッカーと言っても大袈裟ではない。日本のアタッカーがいきなりプレミアで大活躍するとは予想されていなかっただろう。
1年目にしてNEXTスター候補との評価を手にし、来季はさらに上のステージへ向かうことが期待される三笘。次なる壁は対戦相手から研究される2年目のジンクスだが、これを乗り越えられるだろうか。その先にスーパースターの称号が待っている。