今季プレミア20ゴールで得点ランク2位
今季、エリック・テン・ハーグ監督の下、マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグで強さを取り戻している。ここまで26試合で勝点「50」を記録しており、昨季38試合で積み上げた58ポイントまですでに8差となった。来季はさらなる強化に向け、大金を費やすかもしれない。
狙うは得点源の獲得だ。現在は冬の移籍市場でベシクタシュから迎え入れたボウト・ベグホルストが最前線で起用されている。しかしプレミアリーグでのゴールは遠く、ここまで8試合に出場するも無得点。トルコで見せていたような輝きを見せられていない。
その影響もあり、チームはリーグ戦で2試合ノーゴール。第26節ではリヴァプールに0-7と完膚なきまでに叩きのめされると、翌節にはサウサンプトンとスコアレスドローで終わり、得点が奪えていない。リーグ優勝を本気で狙うのであれば、反撃の一発を与えたり試合を決めたりできるFWが必要だ。
英『Sky Sports』によれば、マンUはトッテナムのハリー・ケインの獲得に向けて、高額な移籍金を準備する模様。今夏ケインに移籍金1億ポンド以上を支払う用意があり、その額は2020-21シーズンにアストン・ヴィラからマンチェスター・シティへと移籍したジャック・グリーリッシュ(移籍金約1億ポンド)を超え、英国人史上最高額となる可能性もあるという。
一時はマンCへの移籍も取りざたされていたケインだが、最終的にはトッテナムに残留。しかし同メディアは2024年夏までとなっている契約を更新する可能性は極めて低く、マンU移籍を決断するかもしれないと報じている。テン・ハーグ体制の新エースとして、ケインが赤い悪魔へ鞍替えするのだろうか。