才能は確かなのだが……
昨夏実現したビッグディールの中で、最も期待を裏切る結果となったのはMFポール・ポグバかもしれない。
マンチェスター・ユナイテッドからユヴェントスへの復帰を決断したものの、とにかく怪我が多い。今季は序盤から離脱が続いており、プレイタイムは僅か35分に留まる。ユヴェントスにとっては大誤算だ。
しかし、英『90min』はポグバが来季もユヴェントスで続けることを望んでいると伝えている。
ポグバが目標としているのは来年のEURO2024で、ここで再びレ・ブルーの一員となることを望んでいるのだ。その目標へユヴェントスでのプレイ続行がベストと判断しているようで、プレイタイム35分からの大逆転を狙うことになる。
ポグバは昨年のワールドカップ・カタール大会も怪我で離脱しており、同じフランス代表では中盤のエンゴロ・カンテも負傷で参加できなかった。結果は準優勝だったが、それでも2018年のロシア大会制覇を経験しているポグバ&カンテの離脱は痛手だったはず。
現在はチェルシーに所属するカンテも復帰へ向けて動いており、フランス代表を指揮するディディエ・デシャンも両名のコンディションが100%の状態へ戻ることを期待しているだろう。まだEURO2024まで時間はあるため、クラブでアピールできれば代表入りは十分に可能だ。
ポグバはまたしても負傷で2週間ほど離脱するようだが、来季こそは状態が上がってくるのか。ポグバのコンディションは実に予測しづらいものとなっているが、才能は確かなだけに再び100%のポグバを見せてほしいところだ。