センターフォワード問題を解決するか

再びEUROから復活への歩みを進めるべく、ロベルト・マンチーニ率いるイタリア代表が動き出した。

課題は以前から変わらず、新エースストライカー探しだ。最終ラインから中盤にかけて渋い実力者は揃うが、センターフォワードの部分は明らかに層が薄い。来年のEURO2024、その先のワールドカップ2026年大会へセンターフォワード探しは急務だ。

そこでマンチーニが声をかけたのが、アルゼンチンのCAティグレでプレイする23歳のFWマテオ・レテギだ。同選手にはアルゼンチン、イタリアの代表を選ぶ資格があり、イタリアは17日に発表されたEURO2024予選へ向けた代表メンバーにレテギを招集したのだ。

レテギはアルゼンチン国内で昨季22ゴール、今季も開幕からリーグ戦6試合で6ゴールを挙げるなど、高い得点力を披露している。レテギが戦力になるならば興味深い。

米『ESPN』によると、マンチーニもレテギをしばらく追いかけていたようで、チームに得点力をプラスする存在になってほしいと期待をかける。

「我々はしばらくレテギを追いかけてきた。彼はアルゼンチンのリーグで2シーズンにわたってレギュラーでプレイしている。我々に欠けている素質を持つ選手だよ」

他にイタリアはリーズ・ユナイテッドのウィルフリード・ニョント、ウェストハムのジャンルカ・スカマッカも招集しているが、スカマッカはクラブで十分なプレイタイムを確保できていない。マンチーニとしてはレテギに賭けたいところだろう。

23日にはいきなり優勝候補イングランド代表との激突だが、イタリアはどう攻撃陣を構築してくるだろうか。