ピサの巨人ストライカーとして注目を集めてきた
EURO2024、その後のワールドカップ2026年大会へ向けて新センターフォワード探しに動いているイタリア代表。
その中で忘れられつつあるのがFWロレンツォ・ルッカ(22)だ。
ルッカ最大の特長は201cmのサイズで、2020-21シーズンにはパレルモのエースとしてセリエCで14ゴール、2021-22シーズンはセリエBのACピサへ移籍して6ゴールを記録するなど、そのサイズ感から注目を集めてきた。
今季はピサからオランダ1部の名門アヤックスにレンタル移籍することになり、パレルモでのプチブレイクから急激な速度でステップアップしてきたのだ。
セリエC→セリエB→エールディヴィジと階段を駆け上がるルッカにますます注目が集まることになったわけだが、名門アヤックスの壁は厚かった。
ここまでルッカはリーグ戦110分間の出場に留まっており、エールディヴィジで2ゴールしか決められていない。さすがにこの成績では話題に上がることもなく、当然ながら先日発表されたEURO2024予選へ向けたアズーリにも入っていない。
伊『Calciomercato』によると、ルッカ自身はオランダでの生活に満足しているようで、アヤックスで成長を続けたい考えを口にしている。
「アムステルダムでハッピーだよ。街も良いし、ここに残って得点を決めていきたいんだ」
背の高さだけで勝負するわけにもいかないが、201cmのサイズは魅力的だ。育成に定評のあるアヤックスで成長してほしいところだが、ピサの巨人FWとしても注目されてきたルッカはトップレベルのストライカーへと成長できるのか。