トゥヘル政権での起用法はどうなる
昨夏FWロベルト・レヴァンドフスキを手放したバイエルンは、新たな目玉アタッカーとしてリヴァプールからサディオ・マネを獲得した。
マネはセンターフォワードの選手ではないが、現アフリカ最高クラスのアタッカーだ。バイエルンの新たなエースになることが期待されていた。
しかし11月から負傷離脱することになり、今季リーグ戦での成績は6ゴール4アシストに留まる。特に復帰以降はペースが鈍く、マネのパフォーマンスには疑問の声もある。
特に1-2で敗れた19日のレヴァークーゼン戦では先発したものの、9回しかボールに触らないまま45分間だけで交代することに。一部ではドリブルのスピードが落ちたとの声もあり、30歳を迎えたマネはピークを過ぎてしまったのかもしれない。
さらに気になるのは今後の起用法だ。バイエルンはユリアン・ナーゲルスマンを電撃解任し、新たにトーマス・トゥヘルを指揮官に迎えると発表。
まだシステムが決まったわけではないが、英『GIVE ME SPORT』はトゥヘルが得意としてきた[3-4-3]を使用する場合はウイングのポジションが消えることになり、余計にマネのパフォーマンスが鈍くなるのではと心配している。
前線が1トップ+2シャドーとなる場合、シャドーの位置ではジャマール・ムシアラ、トーマス・ミュラー、セルジュ・ニャブリら優秀な選手が揃う。マネがこの役割にフィットするかは分からず、同メディアはさらに存在感が薄くなる可能性もあると不安視している。
マネを手放したリヴァプールの昨夏の判断は正しかったのか。30歳を迎えたマネには厳しい視線も向けられている。