このまま4位以内をキープできるか

フライブルクは29日、ブンデスリーガ第30節でケルンと対戦した。敵地での戦いではあったが、この一戦で存在感を発揮したのが72分までプレイした日本代表MF堂安律だ。

両チームが一進一退の攻防を繰り広げ、前半からどちらに転んでもおかしくはない展開が続いたが、スコアレスのままハーフタイムへ突入。そして後半に入ると、堂安が開始早々に均衡を破る。54分、左CKを得たフライブルクは、クリスティアン・ギュンターが左足でゴールから逃げるようなクロスを入れ、ニアサイドへ走り込んだルーカス・ヘーラーが頭でそらす。ファーサイドへ流れたボールを堂安がダイビングヘッドで押し込み、先制点をもたらした。

試合は、堂安の先制点を最後まで守り切ったフライブルクが、1-0でケルンを撃破。フライブルクはチャンピオンズリーグ出場圏内の4位を死守している。なお、ウニオン・ベルリンが今節ドローで試合を終えたため、3位につける同クラブと勝ち点「56」で並んだ。

堂安の今季公式戦7ゴール目は、チームを勝利へ導き、来季のCL出場権を手繰り寄せる貴重なゴール。独『kicker』も「ドウアンがフライブルクに最高級の夢を与え続ける」と称賛している。

今季も残すところ4試合。フライブルクは次節、5位ライプツィヒとの直接対決を控えている。このまま4位以内をキープし、来季は欧州最高峰の舞台に立つことができるのか。