昨季から評価がガラリと変わった選手たち
サッカー選手の評価とは1シーズンで大きく変わるものだ。今季のイングランド・プレミアリーグで『最も成長した選手』を挙げるならば誰になるだろうか。
シーズン終盤戦を迎えたこのタイミングで、英『Football365』は「今季最も成長したプレミア選手TOP10」なるランキングを発表。昨季からガラリと印象の変わった選手たちが名を連ねている。
10位:オリー・ワトキンス(FW/アストン・ヴィラ)
9位:アーロン・ワン・ビサカ(DF/マンチェスター・ユナイテッド)
8位:ジョー・ウィロック(MF/ニューカッスル)
7位:ネイサン・アケ(DF/マンチェスター・シティ)
6位:ミゲル・アルミロン(FW/ニューカッスル)
5位:ガブリエウ・マルティネッリ(FW/アーセナル)
4位:ガブリエウ・マガリャンイス(DF/アーセナル)
3位:ソリー・マーチ(MF/ブライトン)
2位:マーカス・ラッシュフォード(FW/マンチェスター・ユナイテッド)
1位:ジャック・グリーリッシュ(MF/マンチェスター・シティ)
ランキングの結果はこの通りだ。ウナイ・エメリ就任から急激に得点ペースの上がったワトキンス、同じく昨季とは別人のごとく得点を量産しているニューカッスルのアルミロン、マンUのラッシュフォード、アーセナルですっかり主力になったマルティネッリなど、いずれも今季のプレミアを盛り上げたアタッカーだ。
9位に入っているアーロン・ワン・ビサカは守備対応の上手さが再評価されており、その中で同メディアはブライトンFW三笘薫の名前も紹介している。FA杯・準決勝のブライトン戦で三笘のドリブルを封じたことがアーロン・ワン・ビサカの評価上昇に繋がっているのだ。
そしてそんな9人を抑え、最も成長した選手に選ばれたのがグリーリッシュだ。成長というよりは、指揮官ジョゼップ・グアルディオラのスタイルに適応したとの表現が適切か。2021年夏に1億ポンドもの移籍金でアストン・ヴィラから加入したグリーリッシュだが、昨季は移籍金額に見合う働きが出来ていないと批判を浴びた。
それが今や不動のレギュラーであり、改めてグリーリッシュのテクニックの高さに気付いたサッカーファンも多いはずだ。評価急上昇という意味では、1位も納得できるか。