セリエAでのパフォーマンスは圧巻

ここまでセリエAでトップとなる22ゴールを記録し、ナポリをスクデットへと導いたFWヴィクター・オシムヘン。

その人気は凄まじく、今夏の市場でもメガクラブが獲得へ手を伸ばしてくるだろう。

当然ながら移籍金額もかなりの額になると予想されるが、英『BBC』は『1億ユーロの価値がある選手なのか』と取り上げている。

得点力は今季ナポリで証明した通りで、186cmのサイズとパワーはかなり厄介だ。センターバック1人でオシムヘンを抑えるのは至難の業だろう。今季もセリエAのDFたちがオシムヘンとの1対1で強引に突破されるシーンを目にする機会は多く、前線のターゲットマンとしても計算しやすい。

また年齢が24歳と若いのも魅力的で、加えて今季はナポリでリーダーシップも見せてくれた。チームのためにファイトする精神が備わっており、最前線からチームを鼓舞する姿は印象的だ。決して利己的なストライカーというわけではない。

同メディアにて、イタリアのサッカー記者ミナ・ラズーキ氏もリーダーシップの部分を称賛する。

「オシムヘンはピッチ上で必要とされるリーダーへと成長した。彼は諦めない。彼のパフォーマンスは馬鹿げているし、ナポリは彼に依存している。技術は以前から素晴らしかったが、現在では一貫性を見せ始めている。彼は世界TOP5に入るストライカーであるべきだろう」

ナイジェリア代表のオシムヘンは、現アフリカ最高のセンターフォワードと言って問題ない。ナポリ側も簡単には手放さないだろうが、今夏の市場における目玉選手となるのは間違いない。