国王杯は3回戦から奮闘してきた

6日に国王杯・決勝でオサスナを撃破し、頂点に立ったレアル・マドリード。

このゲームの最終ラインはサイドバックにダニエル・カルバハルとエドゥアルド・カマヴィンガ、センターバックにダビド・アラバとエデル・ミリトンが入り、試合途中からはアントニオ・リュディガーもピッチに入った。

ベンチに座ったまま出番が回ってこなかったのは、ベテランのナチョ・フェルナンデス(33)だ。

それでも、今季の国王杯制覇を語るうえでナチョの存在は欠かせない。3回戦のカセレーニョ戦、ベスト16のビジャレアル戦にはフル出場し、延長までもつれたベスト8のアトレティコ・マドリード戦は115分間プレイ。

ベスト4のバルセロナ戦は1stレグで67分、2ndレグも1分だけプレイしてきた。ステージが上がるにつれて出番は減少したものの、決勝までの道のりにナチョは欠かせなかったのだ。

ファイナルで出番がないのはショックかもしれないが、ナチョはデビューした2011年より縁の下の力持ちとしてチームを支え続けてきた。

スペイン『Mundo Deportivo』によると、チームとの契約についてナチョは「僕はまだクラブと話しをしている。まだどうなるかは分からない」とコメントしている。

契約は今季限りとなっているが、その重要度はサポーターの誰もが理解している。最終ラインの全ポジションをこなすユーティリティ性も抜群で、ナチョほど安定感あるDFも珍しいだろう。