ベルギーで予想を超えるゴールラッシュ

第二次森保ジャパンのスタートと同時に、日本人ストライカーが強烈なアピールを開始している。

スコットランドならばセルティックFW古橋亨梧、Jリーグでは昨年のワールドカップメンバーから漏れたヴィッセル神戸FW大迫勇也もリーグトップとなる9ゴールを挙げる大活躍を披露しており、再びの代表入りも十分にあり得る。

そしてベルギー国内リーグでは、20ゴールを挙げた上田綺世(24)だ。

鹿島アントラーズからセルクル・ブルージュへと羽ばたいた上田は、1シーズンでベルギーの環境に適応。チームはベルギーの中堅クラブだが、予想を超えるブレイクだ。

チームを指揮するミロン・ムスリッチも上田を天性のストライカーと称える。仮に今夏5大リーグへステップアップするとなれば、セルクル・ブルージュのような中堅クラブにとって理想的なビジネスと言える。

「もちろん来季も彼と一緒にいたいが、彼が素晴らしい一歩を踏み出すならば、それは我々クラブが良い仕事をしたことを意味する。彼の天井はどこだろうか?プレミア、ブンデス、リーグ・アン、どこでもアヤセは必ずゴールを決めるだろう。彼は天性のフィニッシャーだ」(『Voetbal Primeur』より)。

上田も2026年のワールドカップを目指す新生・森保ジャパンのエース候補であり、ベルギーでの成長を代表戦で見せてほしいところ。24歳の若さで5大リーグ挑戦となれば理想的で、上田が日本のセンターフォワード1番手候補と言っても問題ないだろう。