体の強さはプレミアリーグでもトップクラス
ウェストハム加入から8年。絶賛される機会はあまり多くないかもしれないが、忘れてはならないのがFWマイケル・アントニオ(33)だ。
加入当初はワイドな位置でプレイする機会が多く、サイドバックに入るゲームも多かった。
しかし徐々に得点力も伸ばし、近年はセンターフォワードが定位置に。
決してゴールを量産するわけではないが、プレミアリーグでは2019-20シーズンから3シーズン連続で二桁10ゴールを記録。怪我が少ないのも特長的で、ウェストハムでは加入から273試合で75ゴールを積み重ねてきた。
英『Squawka』がこの8年を振り返っているが、ウェストハムで同期間にアントニオよりゴールを奪った選手は1人もいない。2番目に多くのゴールを奪っているのはFWジャロッド・ボーウェンだが、ボーウェンは38ゴール。アントニオの75ゴールとは大きな差がある。アントニオの8年にわたるウェストハムへの貢献はもっと称賛されるべきだろう。
今季は国内リーグで苦戦が続いているが、カンファレンスリーグの方ではベスト4に残っている。AZとの準決勝1stレグはそのアントニオの決勝ゴールで2-1の勝利を収めており、こちらは優勝の可能性を残す。
サイドバック、ウイング、そしてチームのトップスコアラーとなるセンターフォワードへ。抜群の身体能力を誇るアントニオこそウェストハムの象徴的プレイヤーだ。