昨季も2部で18ゴールを決めていた

冬の市場も合わせ、プレミアリーグ昇格決定から30人も新戦力を獲得してきたノッティンガム・フォレスト。

FWモーガン・ギブス・ホワイト、タイウォ・アウォニイ、エマニュエル・デニス、MFオレル・マンガラ、レモ・フロイラー、ジェシー・リンガード、シェイク・クヤテ、DFフェリペ、レナン・ロディ、ネコ・ウィリアムズら何とも豪華な戦力補強だったが、今季は現時点で16位と残留争いに巻き込まれる苦しいシーズンになってしまった。

そんなノッティンガム・フォレスト の救世主となっているのは、実はアカデミー出身の若手だ。

その選手とは、チームトップタイとなる8ゴールを挙げているウェールズ代表FWブレナン・ジョンソン(21)だ。2009年よりクラブのアカデミーで育ってきた生え抜きプレイヤーである。

ノッティンガム・フォレストは昨夏と今冬の大量補強により、昨季の昇格に貢献したメンバーの大半がポジションを失った。ジョンソンはその中でも数少ない生き残り組で、ここまでリーグ戦で8ゴールを記録。これは新戦力のFWタイウォ・アウォニイと並んでチームトップだ。

もちろんアウォニイの数字も見事だが、若いジョンソンの貢献度も見逃せない。何よりデニスが2ゴール、リンガードに至っては0ゴールと、期待に応えていない新戦力組も少なくない。その中でジョンソンのブレイクは大きく、ノッティンガム・フォレストにとっては救いだ。

昨季もイングランド2部では18ゴールを記録しており、昨季から今季にかけてノッティンガム・フォレストで最も安定している選手と言っていい。

ウェールズ代表としても昨年のワールドカップ・カタール大会を戦っており、同国の新エース候補でもある。プレミアでも結果を残せたのは大きな自信となるはずで、来季もプレミアで見たい選手だ。ノッティンガム・フォレストは残り2試合で何とか残留を勝ち取りたいところで、次節はアーセナルとの決戦だ。