2年目の来季こそ真価が問われる

昨夏にベンフィカから6400万ポンドの移籍金でリヴァプールに加わったFWダルウィン・ヌニェス。同じく昨夏イングランドへやってきたマンチェスター・シティFWアーリング・ハーランドと比較されることもあり、本人にとっては苦しいシーズンだったかもしれない。

プレミアでいきなり36ゴールも決めているハーランドとの比較はさすがに厳しいが、ヌニェスも今季全体では15ゴールまで数字を上げてきた。リヴァプール移籍1年目としてはそこまで悪い数字でもないだろう。

英『Daily Mail』によると、指揮官ユルゲン・クロップもヌニェスのことをフォローしている。今季はチーム状態が上がらなかったこともあり、これもストライカーのヌニェスにとっては難しい問題だったはずだ。

「彼は落ち着くまでに時間が必要だった。ストライカーにとって最も難しいのは、調子が上がらないチームに加入することだ。彼が15ゴール決めたということは、チームが良いシーズンを過ごしていれば間違いなく20ゴール以上決めていただろう」

クロップもこのようにフォローしており、ヌニェスの真価が問われるのは2年目の来季だ。コーディ・ガクポ、ディオゴ・ジョタ、ルイス・ディアスらとのポジション争いは避けられないが、ヌニェスはチームにとって貴重な大型FWでもある。来季はプレミアで20ゴールを目指してほしいところで、ヌニェスの頑張りも再びのプレミア制覇に欠かせない。