リヴァプールで6シーズンを過ごす

今季限りでリヴァプールを退団するアレックス・オックスレイド・チェンバレン。大きなケガなど苦しいシーズンもあったリヴァプールでのキャリアだが、もうすぐ終わりを迎えることとなる。

アンフィールドでの今季ラストとなったプレミアリーグ第37節アストン・ヴィラ戦でチェンバレンはメンバーには入れなかったものの、ロベルト・フィルミーノらとともに退団セレモニーを行った。試合後、地元紙『Liverpool Echo』にて自身の思いを語っている。

「ここは私がこれまでプレイした中で最高の雰囲気であり、私がこれまで見た中で最高のファンだ。(どのような)状況であっても、ホームでもアウェイでも彼らが示してくれるサポートは素晴らしい」

情熱的なリヴァプールファンへの愛を語ったチェンバレンは、「これまでに見たことのないレベルのサポートだった」とコメント。続けて「彼らのためにプレイできるのは本当に光栄だし、絶対に寂しくなるだろう」とアンフィールドでプレイできないことへの胸中を明かした。

2017-18シーズンにアーセナルからリヴァプールへ加入したチェンバレンは、インサイドハーフで存在感を示して同年のUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝のマンチェスター・シティ戦で豪快なシュートを決めるなど、チームに貢献。しかし、CL準決勝のローマ戦で前十字靭帯を損傷してしまい、約1年の離脱を余儀なくされた。

その後は2019-20シーズンにプレミアリーグで30試合に出場するものの、負傷も繰り返して自身のパフォーマンスが出せない時期もあった。それでもCL優勝やプレミアリーグ制覇など、リヴァプールの黄金期で中盤やウイングを支えた。