日本トップレベルの得点力

現在スコティッシュ・プレミアリーグで首位のセルティック。このクラブで年間最優秀選手に選出されたのが日本代表古橋亨梧。今季カップ戦なども含めると、47試合31ゴールという驚異的な記録を出しており、今季のセルティックの飛躍は古橋の活躍があってこそと言っていいだろう。

古橋がセルティックに移籍したのは2021年。移籍当初は怪我が相次ぎ、セルティック初シーズンの国内リーグでは20試合12ゴールに終わった。そんな古橋は今シーズンは完全復帰。シーズン序盤から得点を量産している。昨年のW杯のメンバー発表が行われた11月までに国内リーグでは13試合8ゴールの活躍を見せていた。しかしW杯代表メンバーには落選。昨季の怪我の影響もあるだろうが、悔しい結果となってしまった。

その悔しさをぶつけるように、古橋はさらにゴールの記録をどんどん伸ばした。日本代表の得点力不足がたびたび課題とされる中、古橋の得点力に頼らないのはなぜなのだろうか。「スコットランドのリーグレベルが低いのでは」という意見もあるが、古橋は、日本代表で活躍する上田綺世が鹿島アントラーズでプレイしていた時代の103試合47ゴールと同等の得点数を残している。

セルティック移籍前、ヴィッセル神戸のストライカーとして大活躍していた古橋は111試合に出場し49ゴールを記録。彼の得点力は日本トップレベルであることは間違いないのだ。

古橋の国内リーグの活躍を見ても、日本代表で強力な戦力になることが大いに期待できる。来月キリンチャレンジカップ2023が開催されるが、古橋の代表復帰はあり得るのだろうか。