レアルの右サイドで圧巻の存在感

スペイン国王杯は制したものの、今季のレアル・マドリードは少々不満の残るシーズンとなってしまった。来季はリーガ・エスパニョーラのタイトル奪還へライバルのバルセロナに挑まなければならない。

ただ、ポジティブな面もある。1つは若手の成長だ。

中でもFWロドリゴ・ゴエス(22)の成長速度は見事だ。右のウイングとして絶対的な地位を築きつつあり、左のヴィニシウス・ジュニオール、中央のカリム・ベンゼマとの3トップも鉄板となってきた。

ロドリゴは24日に行われたリーガ・エスパニョーラ第36節のラージョ・バジェカーノ戦でも得点を記録しており、これで今季の総得点数は17となった。

23ゴールのヴィニシウス、30ゴールのベンゼマと合わせ、この3トップだけで70のゴールを生んだことになる。ここは新シーズンへの収穫だ。

特にロドリゴは2019-20、2020−21、2021−22の3シーズン合計得点数が18ゴールとなっていたため、今季の1シーズンだけでそれに近い数字を残したことになる。

将来的にはベンゼマの後釜としてセンターフォワードに据えるプランもある。指揮官カルロ・アンチェロッティの下で着々とプレイの引き出しを増やしており、22歳にしてかなりの完成度を誇るアタッカーとなってきた。