シーズン30ゴールに迫る
偉大なるアルゼンチンの先輩ストライカーに続けるのか。チャンピオンズリーグ制覇を狙うインテルの得点源となるのがFWラウタロ・マルティネスだ。
今季のマルティネスは、2009-10シーズンに3冠をインテルにもたらした元アルゼンチン代表FWディエゴ・ミリートの成績と非常によく似ている。
当時のミリートはバイエルンとのチャンピオンズリーグ決勝で2ゴールを挙げ、シーズン合計得点数を30に伸ばしてシーズンを終えた。
今季のラウタロは、ここまで全コンペティション合わせて28ゴールを奪っている。リーグ戦では21ゴールを奪っているが、当時のミリートはリーグ戦で22ゴールを奪っていた。ラウタロはまだ最終節のトリノ戦を残しているため、ミリートに並ぶ可能性がある。
また、ミリートは当時のコッパ・イタリア決勝のローマ戦で1ゴールを挙げてチームの優勝に貢献しているが、今季はラウタロも決勝のフィオレンティーナ戦で2ゴールを奪ってチームにタイトルをもたらしている。ここも共通点か。
伊『Gazzetta dello Sport』が過去の記録を振り返っているが、1990年以降にインテルでシーズン30ゴール以上を奪った選手は4人いる。
34ゴールを奪った1997-98シーズンの元祖怪物ロナウド、2009-10シーズンのミリート、2010-11シーズンのサミュエル・エトー(37ゴール)、そして2020-21シーズンのロメル・ルカク(30ゴール)だ。
ラウタロもあと2ゴールでこのリストに入ることになるが、その舞台がマンチェスター・シティとのチャンピオンズリーグ決勝ならば言うことなしだ。