主力流出に対応できるか

今季プレミアリーグで6位に入る快進撃を起こし、来季のヨーロッパリーグ出場権を手にしたブライトン。

ただ、MFモイセス・カイセドやアレクシス・マクアリスターらビッグクラブから狙われているタレントもおり、今夏の一部主力流出は避けられそうにない。中堅クラブの宿命とも言えるが、今夏はこれに上手く対応する必要があるだろう。

では、来季のブライトンはどんな構成となるのか。少々気は早いが、地元メディア『Sussexx Live』は早くも『来季の理想イレブン』を作成している。

GKはジェイソン・スティールで変わりなく、右サイドバックには加入が決定的となっているジェイムズ・ミルナーの名前が入っている。中盤もこなせるミルナーのユーティリティ性は強みで、同メディアがいきなり右サイドバックに指名してきたところにもそれは表れている。

センターバックは絶対的リーダーのルイス・ダンクが来季も柱で、相棒にはチェルシーからレンタル移籍しているリーヴァイ・コルウィルを来季も維持したいというのが同メディアの理想だ。

左サイドバックは変わらずペルビス・エストゥピニャン、中盤はカイセド&マクアリスター退団を想定し、バックアッパーだったビリー・ギルモアの覚醒に期待したい。さらにドルトムント退団が発表されたマフムード・ダフードの獲得にも近づいており、ダフードも高い技術を誇るMFだ。そこにパスカル・グロスを加えた3枚が理想のスタメンとなる。

最後に前線だが、今季大ブレイクした18歳のアイルランド代表FWエヴァン・ファーガソンがセンターフォワード1番手だ。今季は6ゴールを奪ったが、さらなる進化を望みたい。

そして前線には、すでにワトフォードからFWジョアン・ペドロの獲得をまとめている。今季はイングランド2部で11ゴールを奪っている21歳の有望株で、期待の新戦力だ。

左のウイングには、もちろんFW三笘薫だ。同メディアは15ゴールほど奪ってほしいと期待をかけており、三笘にもさらなる結果が求められる。

今季見事なプレイを見せた19歳のパラグアイ代表FWフリオ・エンシソも期待のヤングスターで、前線はファーガソンを筆頭にかなり若い構成だ。

来季も結果を出すには、今夏の補強が不可欠。主力流出に備えつつ、チームをさらに進化させられるのか。ブライトンにとっては難しくも、楽しみな夏だ。